酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

タバコの唄

私は「待てない病」である。まず事がおこったらすぐ結果が欲しい。勝ったら喜ぶし負けたらあきらめる。それでいいと思うのだが勝負にしても商売にしても最近はダラダラダラダラやたらとメンドくせえ手続きが必要な場合になることが多く、たとえば昔なんて自動販売機にね。500円玉を飲み込ませ自分の吸っているタバコのイミテーションの下を押せば カタン。 とやたら軽い音がしてセブンスターが出てくる。そんでセロハンをむいて銀紙をはがしトントン叩いて出てきたタバコを吸う。まことに持ってリズミカルに喫煙を楽しめたもんだが どうだいいまは?え?

まずタバコの自動販売機すらねーじゃねーか!方々探し歩いてやっと見つけたと思ったらなんか四角いプレートがあって なんじゃい! といい500円玉をぶち込むと

「タスポをかざしてください」なんていってちっともセブンスターを吐き出さねえ。しびれを切らした私はタスポについてインターネッツで調べたところ 二十歳未満の喫煙防止のための本人確認カードです。 なんて書いてある。 馬鹿じゃねーのか!

タバコなんて二十歳超えてから吸い始めるなんてよほどの馬鹿かオカマ、キョロ充だけでこっちは中学の時から吸ってんだよ!このぼんくら!さっさとだせ!といっているのに タスポの申請を。 なんて譲らない。私もニコチンが切れてきて じゃあ申請してやろうがクソヤろう! といい申請方法を見ると身分証のコピー、受け付けようしに必要事項の記入、それを何某のところにおくれ。さらには申請後に週間ほどでご自宅まで郵送します。というところで頭が切れて 死にやがれくそたばこ!! といって近くのコンビニに買いに行った。するとあなたは20歳以上ですかの液晶モニターが出てきたので 今年でで三十六じゃいぼけなすが!! といって画面をタッチ。へとへとになって家について得られた物は、ヒトハコ460円のセブンスターのみ私は絶望しました。タバコ一つでこんなに大変なんだからもうやってられませんとひっくり返る。なんかもっとシンプルに世の中なった方がいいんじゃないかなと思う。日常の物事が複雑化したおかげで人間の感情は淡泊になったんじゃないかなと思う。家族の関係もなんかいびつに見えてしょーがない。虐待が起きたときってよく手遅れになるけどさあれって子供助ける手続きが複雑なせいなんだろうなと思う。俺にはタバコの方が大事だけどね。


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