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酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

面倒な人

めんどくさい人ってみなさま周りにいませんか?私の場合は元つとめていた眼鏡店の同僚の大林さんですね。この人が今まであった中で一番めんどくさい人でした。

どんな風にめんどくさいかというと 悪い意味で自己主張が強い お節介なのに無責任 不細工ナルシスト という三強をそろえたオトコでした。

まず不細工ナルシスト。大林さんはとても面白い顔をしています。よく言えば絵描き歌のかわいいコックさん。わるくいえば河童です。切りそろえられた前髪、ゲジゲジ眉、デカい鼻、たいそう分厚いたらこ唇。褒めるところなど 唇が博多名物みたい。 というくらいである。そんな大林さんはいつも手鏡をもっていて化粧水のスプレーを噴霧し 眉 鼻毛のカット などを一日三回から五回行い面白い顔を手入れしているのである。私はある日「いつもまめですね」というと大林さんは「オトコはきちんと手入れしないとすぐ老け込んでしまいますから」と胸を反らした。私は怒りが一挙に沸点に達し このおぼれがっぱの腐れたらこ!! と叫びそうになったのだが、止めた。私は28歳。大林さんは39歳。私が高校生のころにはもうここで働いていたし今と同じく大林さんは平社員で私は主任である。悲しい。何となく虚しくなって何の言わなかったがかなりめんどくさかった。

お節介なのに無責任は、ある日出来る新人が入ってきた。入社一週間で大林さんよりも使えるのだ。大林さんは眼科社員と言われ目医者にご用聞きに行くのが仕事の丁稚社員である。ただし視力検査の手伝いが出来るので難しいお客さんでも大林さんは結構活躍したのだが接客が出来ないため万年平社員だった。で振ってきた新人をいかに育てるか?と言う会議が開かれたさい大林さんは 目医者で検眼を教えましょう。 と提案。満場一致で可決。新人は大林先生について眼科で視力検査を学ぶようになった。しかし眼科に行き始めて5日後。突然新人はやめた。荷物を取りに来た彼に事情を聞くと大林先生は眼科の仕事をすべて新人になげてしまい本人は車で寝たりパチンコに行き、就業時間後必ず飲みに誘われ必ず割り勘で酒を飲まされ愚痴を聞くのがイヤになったそうである。それはイヤだと思うし引き留められない。大林さんは減俸の上罰金。私はとばっちりを受け副主任に降格になった。大林さんは、「見込み違いでしたね」といった。わたしは殺してやろうと思った。

最後は自己主張だが大林さんはなまじ眼鏡屋なのでめがねに詳しい。お客さんの顔を見たらどんなめがねが似合うかわかる。ただ買うのはお客さんなのでどんなにアンバランスでも「似合いますね」と言って売らなければならない。結局お客さんの好みである。大林さんはそこが解らない「あなたに似合うのはこれだけです」といって購入を迫る。おきゃくさんは、泣く泣く買ってくれるのはいい方でだいたい怒って帰る。怒られるのは年下上司の私である。「センスないんですね」と大林さんはいう。もう大林さんがいうんならそうなんだろう。めんんどくさすぎて死んだ方がいいレベルである。ただ両親を病院に連れていくためにファミリーワゴンを買うムカつくオトコである。
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