酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

正直者じいさんと意地悪じいさん


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花さかじいさんという話がある。正直な爺様と意地悪な爺様が小判を取ったり犬を殺したりする話である。

まず昔話の王道のパターンは正直者に最初苦労させ最終的の大成功。ソフトバンクのようなビッグな会社を作って大もうけ。意地悪側には徹底的な弾圧を加え跡形もなく粉砕村上ファンドのようにしてしまう話が多々あるのである。たとえば猿蟹合戦。柿を欲した蟹が猿に 柿を一個くれろ と交渉。 猿は拒絶 その後猿はフセイン大統領の如く誅されてしまうという戦争の話であるが、この場合意地悪な猿には全く非がないのである。蟹の主食は海草もしくは魚や水死体の腐肉である。それを無理に柿なんてモノを口に入れたらどうなるのか?泡吹いて死ぬだろう。猿はそれを知っていて諦めるようわざと意地悪をしたのである。今でゆうツンデレである。蟹の事なんて全然好きじゃないんだからね!!といったはずなのだが日本昔話はラノベになってないので確認は難しい。で。猿は柿を渡さなかった。猿にしてみれば泣いてバショクを切る思いであろう。その猿を徹底的に非難して痛めつけたのは人道的にどうなのだろうか?猿はその後世を儚んで東尋坊で身を投げたそうである。

さて花さかじいさんの正直じいさんはどれくらい正直に生きていたのだろうか?まず真正直に生きていこうと思ったら、人と衝突したり、損をかぶったり、他殺されたりするのでじいさんと呼ばれる年増で生きるためには、ある程度嘘をつかねばならない。しかしじーさんと呼ばれる歳まで貧乏していたのは商売は正直にしていたのだろう。なので70%正直じいさんとしよう。

意地悪じいさんは今現代で言うとブラック企業の中間管理職のようなもので、接待や根回し新人研修などで気勢を上げ会社を切り回すお父さんである。定年退職後は家族に疎まれながら余生を送るのである。

ただ100%マイナスな人物かというと以外に有能である。うそも方便、周囲をちからづくでマルク納めることがうまく、取引先からも やっぱ某さんじゃないと といわれている。見かけは意地悪だがつきあってみると良い人なケースが多いのもこの手の人である。

ただ ここ掘れわんわん と人語を話す謎の犬によって畑から小判をほじくり出したのは正直じいさんの方である。しかし小判を掘り当てたのは正直意地悪関係なしでパチンコの当たり確率と同じである。で意地悪じいさんもその人語を話す謎の犬を借りてきて掘らせるするとたくさんのゴミが出てくる。いぬの方がよっぽどいじわるである。その後人語を話す犬を殺して燃やして位灰を正直じいさんに帰す。気の狂った正直じいさんは謎の犬の灰をばらまくするとサクラが咲く。殿様喜ぶ。幻覚だろう。二人とも統合失調症だったので陰から見ていた意地悪じいさんは枯れ木に灰をぶちまけてげらげら笑っている二人を見て恐怖にひきつったに違いない。現代は就職難である。殿様である大企業は、正直な人材は雇わずしたたかな意地悪な人材を採用する。うそも方便。昔話でいじめられた意地悪じいさんの復讐が始まったのである。


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