坂の上の雲1
今回は読書感想文です。坂の上の雲10巻読破しました。
物語は、明治元年の伊予から始まります。ハイ。主人公は秋山好古さん、秋山真之さん、正岡シキさんの3人です。この三人が明治の始めから終わりまでの歴史の動きをつぶさに見分けて行動します。最終的に好古さんは陸軍少将に、真之さんは海軍大佐に、シキさんは三巻あたりで死にます。ハイ。身も蓋もない事言ってしまえば日本人はすごいと言うことがわかりました。もちろん日本がすごいんじゃなくて。
まず明治元年は日本やっとちょんまげがとれたくらいの年で、日本全土が平和というわけでもなく東北の田舎の方ではまだ戦争しています。その中で日本に学校という物が生まれます。授業は英語、数学、漢文です。このおかげで日本人の識字率がぐんぐんに上がります。自分のおじいやおバンがイングリッシュなんて習っていたことを思うと全く信じられません。家のおじいはフンドシは英語だと言っていました。血は争えません。学校もお金がある人は大学まで行けます。秋山兄弟は貧乏なうちだったのでバイトしながら学校に行き、高校卒業とともに教師となりました。ただ銭がないのはキンタマがないのと同じ。もっと高給を取るために大学進学使用としたのですが金銭的逼迫により挫折。軍の士官学校に入り軍人となりました。好古さんは陸軍に。真之さんは海軍に進みます。シキさんは大学に行きエロ同人サークルをつくりキモオタに ふひひ や ござる なんていってエロい俳句を作り出版社に送りつけキモがられていました。
日本はどんどん近代化していきます。今さっきまでチャンバラしてて そんのーじょーい とーばく とーばく なんて言っていた人たちがたった30年で軍艦50隻を揃え、士官、下士官 兵卒 あわせ40万の陸軍ができとんでもない近代国家となりました。今で言うとヒカルGENNZIが嵐に、ピュータがプレステに、ブルーハーツがくるまによんずになったようなものですね。ヒロトすげー。
その後好古さんはフランスに留学。真之さんはアメリカに留学。シキさんはオタサーのかみとして降臨。 バショーなんてにわか。 なんていって王様気取り。
シキさんはエロ同人にはまりすぎて大学を落第。まわりにはエロ同人一本で喰っていく草。なんていって退学したのは良いがまだコミケなんて無かった時代なのでたちまち困窮。同じ同人仲間から紹介された 新聞日本 に就職しました。
好古さん真之さんは留学を終えいっぱしのガイになっていたのにも関わらず、シキさんは、 バショーなど読んでる奴はにわか乙。 と自作の句を新聞に載せてひんしゅくを買っていました。