酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

謎の人

私はあまりテレビを真剣に見ないのだが、たまにこいつ誰?と思う人やいたなあと思う人が出てきてびっくりすることがある。入院生活には行ってからはほとんどバラエティ番組は見ていない。なぜか?朝昼晩とテレビの番組を管理するチャンネル奉行と言われる人が居て朝は茨城放送かNHK、昼は科捜研の女、相棒。晩は歌謡歌番組である。このチャンネル奉行の患者さんはそれ以外の視聴を絶対許さない統合失調症のオッサンで暴れると頭の電波受信がおかしくなるらしいのでみんな死んだような目で相棒を見ている。だいたい初心者の入院患者はこの理不尽なテレビの占有に腹を立て言論によって挑みかかるのだが相手は電波モンである。腕力と電波でルーキーを駆逐するのが我がすみかである精神病院の風物詩である。精神科の大岡越前。遠山の電波さん。いつも名裁きである。でときたまニュースなんてみると 佐々木希結婚したのかよ!とかそういえば海老蔵の嫁どうなったんだろう?なんて思ってしまう。で先日の夕方わずかな時間ニュースをみた。すると見かけない男がテレビにでていた。やたら個性的な感じで、身長も高い、そこはかとなく一発や臭がする男がパイナップルの宣伝をしていた。私はその男がとても気になってしまったのである。まず服装は金色のだらっとしたスーツ。靴はエナメル。顔は細身で少し髭が生えていて、グラデーションの眼鏡をかけている。あたまはパンチパーマである。完全に堅気ではなく渡世人。80年代のチンピラのようである。私は ネズミ先輩かな? と思った。しかし別人らしくその男は ぴこ太郎 とよばれていた。なにを持ってぴこなのだろうか?どっか体にぴこなぶぶんがあるのだろうか?まあ男性ならぴこな部分はなくはない。

ただソレは人によって大小さまざまってイうか放送コード的にもぎりぎりで、私のぴこはソレほどの大きさでもないから大丈夫かも知らんがむずかしいだろう。思いこんなよくわからない男のおかげで思考を中断された私は憤慨し部屋に戻り鬼平犯科帳を読んだ。でわたしはこのぴこ太郎という人物について答えがでた。アンタッチャブルの柴田である。すっきりして少しぴこをいじった。
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