酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

コテカ

このままで良いのだろうか?最近特にそう思うときが多くなってきた。それはなぜか?社会の人たちは、ネクタイを締め、スーツを着て仕事。あるいは作業服、制服を着て世間で銭を稼いで、くたくたになって働いているのである。私と着たらYシャツを着てネクタイを締めその上にドテラの半纏を羽織り、レーバンの度付きサングラスを掛けてしたは寝間着のタバコの穴だらけのジャージ、ウサちゃんのマークが入っている靴下とジョージコックスのラバーソールを履き、食堂で日当紅茶のダージリンティーを飲んでいるからである。なぜそんな珍妙な有様になってしまったかというと、普段Yシャツとネクタイとソフトジャケットにジーンズというシャレオツなカッコで過ごしているのだが、今日は雨で気温が低くさぶかった。で。何とか気力を振り絞りYシャツとネクタイまでは付けられたのだが、ズボンを履き替えるのがめんどくさかったためそのまま寝間着のジャージと半纏を被ってぶるぶる震えていたところ、温かい飲み物でも飲めば事態は変わるかもしらんと思い。お気に入りのウサちゃんの靴下とパンクの魂であるラバーソールをベッドの下から引っ張り出して食堂に乗り込んだのである。です。まあなんで このままで良いのだろうか? と思ったのかというとこんな珍妙なカッコをしたモヒカン野郎がうろうろしていても誰も注意しないのである。なぜ注意してくれないのか?みんな似たりよったりのカッコでぶらぶらしているのである。ある物は腰蓑の股間部分に巨大な角を生やして垂直にジャンプしていたり、カウボーイハットをかぶり皮のチョッキを着てウエスタンブーツを決めてピースメーカーをぶっ放す人やミイラ男のように全身拘束服を着てそれを降りちぎりながら疾走。そして転倒するものがいたり、バカには見えない服をきて私には見えてはいるのだけれども他の人には全裸に見えている人がいたりして、病院内はめちゃくちゃである。それを注意できる者なんて誰も居ないししたところで無駄だと思う。私は半端に変なカッコをしているのでツッコミを待っているという大変卑怯な気持ちになってしまうのである。このままで良いのだろうか?と思うときは大抵こんな時である。ダージリンと私の心はさめていく。熱くなるのは巨大な角だけである。
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