酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

不幸な人

昔、赤い彗星という男がいた。西暦1979年から1988年まで「機動戦士ガンダム」というアニメ番組でそこそこ活躍した。この人、人気もそこそこあったし、インパクトもそこそこあった。彼が乗っていたモビルスーツと呼ばれるロボットのプラモはそこそこ売れたし、今もそこそこ愛されている。 ただこの人悲しいかな何やっても一番になれないのである。ガンダムで初登場したときは、サーモンピンクの安いピンサロの待合室の壁紙のような色のザクと言うもビルスーツに乗って現れた。再遺書はガンダムを圧倒したが次第に負けが込み最後までガンダムに勝てなかった。

この人決して弱くはないのだが、なんとゆうかこの負けかたが巧いのである。見てる方ははらはらさせられるのだが、ちょっと追いつめられると 機体の性能の差 ちょっぴりの被弾 でさっさと逃げる。自分からは決して食らいつかない。けど一応そこそこ強い。で。この人赤い彗星と呼ばれているのだから赤いもビルスーツしか乗らないと思いきやファーストガンダムの最終決戦ではジオングと呼ばれる灰色な地味な機体に乗っているし、Zガンダムという番組では最初は赤系の機体に乗っていたがたったの数話で金色の百式という機体に乗り換えた。今まで乗ってた機体は部下に譲っていた。部下もかわいそうである。んで最後の最後アムロと戦った時はすぐに赤に切り替えていた。ぶれぶっれである。でもプラモ好きの人たちは 赤い彗星が普通のもビルスーツに乗ったら赤く塗装しなければいけない。 と自分なりの専用機をオリジナルで塗装する。プラモもそこそこ売れている。

この人は女に好かれている。監督の話だと「いけすかねえキャラだったけど女性ファンが食いついたので殺すに殺せなくなった」とのこと運もそこそこいい。ただ本人はかなりの女好きで作中何人もの女性とやる。ヤリチンである。しかも半分近くは未成年の条例破りな男である。たまに仮面やサングラスをかけているので ヤりたいビームを押さえるためであろう。なので当然別れた女から手痛いしっぺ返しを受ける。当然しっぽを巻いて逃げる通常の3倍のスピードで。この辺の一見二枚目のオッサンが間抜けに見えるところが一番愛されているところかなとおもう。ねえシャアのオッサン。
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