酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

黒縁眼鏡

35年間生きてきて本当に実感するのは、お金を稼ぐことよりも仕事を休むリスクの方が日本という国では大きいと言うことである。まず会社を設立してソレを運営するためには必ず社員を雇わないといけない。会社はより発展するためには社員を大切にしなくてはいけないのである。理想を言えば会社は自分のとこで扱ってる商材よりも社員を大事に扱って欲しい。なのできちんと休ませ、きちんと銭を払い、きちんと家族の元に返すことでモチベーションがあがり会社にぐんぐん貢献する社員が育つのである。すると会社の利益も上がり、出せる給料も増えるし、余力もできるので休暇も取りやすく、ボーナスもってうちに帰れる。カーチャン喜びガキ一匹増える良いことづく目である。ただこれは会社を運営する上での最低限の義務だと思うのだが、実際はどうか?私が経験した限り休みありませんね。月1です。給料も手取り16万くらいですね。夜中まで残業してるので帰れませんね。 全く逆である。そしたらモチベーションなんてあがるわけもなくものも売れんやないかいと思うのですが、企業側には簡単に解決できる問題で、安物を高く売ればいいのである。一個一万円のものを10個売るより、一個一万円のものを10万円にして一個売った方がコストがかからないのである。でもそんなバカなお客さんそんなにいないので鵜の目鷹の目で毎日必死になって探す。休まず探す。売れなかったら給料でない。売れるまで帰れないの無間地獄となるのである。

私は5年ほど栃木県にある某眼鏡店で働いていた。休みは月一回。年間十二回。給料16万。朝8時から夜9時までの条件で働いた。こんな話すると眼鏡やって暇でしょ?といわれるが結構忙しい。売り上げにならない修理、調整のお客さんが結構くる。ただ売り上げ的には暇なので会社は、うちにいたって会社にいたって同じでしょとむちゃくちゃなことを行ってきて休ませない。なので時々眼鏡買いに来るお客さんに原価1000円くらいのレンズを50000円にして3000円くらいのフレームに70000円くらいの値段を付けて100000円でうっぱらうのである。値引きしときましたなんていって。昔はソレで良かったのかもしれないが今はたくさん安売り店があるのだ。ジーンズ オンディーズ 眼鏡市場 Zoff ローカルなモノを入れたらきりがなく、お客さんは選びたい放題である。高級店で買う人は「いいレンズでないと目が悪くなる」と思っている情報弱者で、1.2見えていれば何でもいいのである。しかも高級店のレンズと安売り店のレンズは、全く見え方厚みが変わらないのです。名前だけ違うだけですね。なので知っている人は余程のことがない限り安売り店で買った方が得です。で私のつとめていた眼鏡店は近隣からボッタクリ店といわれ売り上げはがんがんに下がりました。

やめちゃうひといるんじゃないの? います。ただやめさせないように常に人員不足の状態にしておきます。お店も二人で回すので互いにやめないようにけんんせいしあっています。険悪なムードで。やばそうだなと思われた社員は100キロメートル異常離れた土地にとばされます。私は5年間の勤務で重度の鬱とアルコール依存症を発症してやめました。今ブラック新入社員なんて話題になっていますが、私はソレでいいんじゃないかなと思いますね。だって休みがない、金がない、帰れないんだったら自分で奪い取るしかねーじゃんと思いました。
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