ジェットモグラ発進!!
私は生まれてきてこの方両親を恨んだことは一度もない。とんでもないラスタマンである。だが。これだけはやっておいて欲しかった。もしくは、きちんとした知識を携えておいて欲しかったとおもうことが一つある。
先日私と同じ病棟にすごしている女性患者さんと話していたら、子育ての話題となった。もちろん私には子供はいないし独身である。ただ一児の母であるこの女性からとんでもないことを聞いて私は喫驚してしまった。それは「ちんぽの問題」である。その人が言うには今の子供は、ちんぽの皮を 清潔 正常な発育のため小児の頃に剥いてしまうとのこと。私はね、驚いたんですよ。
私はその人に「キリスト教の方ですか? それともユダヤ教のかたですか?」と尋ねると「真言宗の檀家です」といわれた。私は宗教的儀礼の「割礼」かと思ったのだが違うらしく、私も同じく真言宗豊山派の檀家だがちんぽの皮を剥いてもらったことはない。わたしは「カツレイしました」と席を立ち便所に行き自分のちんぽをみた。
ゴッツい皮かぶっとる。剥いてみる。しばらくすると皮がシェルターのように陰毛を巻き込みながら元に戻る。それを見つめ私は「どうしてこんなになっちまったんだ」と泣いた。
わたしは子供の頃、特に陰部の成長が早い子供で小学五年生くらいには陰毛がぼーぼーだった。しかも毎日ちんぽをいじっていたのでやたら大きかった。なのでプールの時間などはずいぶんクラスメイツにからかわれてさいていだった。しかし中学に入学するとともにちんぽの成長が著しくとまってしまい、さらに馬鹿にされた。「くそお こうなったらちんぽの皮だけでも剥いたろかしらん」と一念発起。風呂場で剥くことにした。 イタイ とても痛い!! めちゃくちゃ痛い!! しかも熱い!
身の危険を感じた私は、亀頭を包皮の中に改めて仕舞ったのである。そして時が流れ包皮の中で息を潜めているわが亀頭は、なりをひそめ「沁」と身を埋めるようになってしまい。何か急用がない限りたずねてこない親戚のような亀に成り下がってしまったのである。
修学旅行の時、包茎といんきんにらかんしていたわがちんぽは、さんざっぱらネタにされ就寝時間過ぎたへやでも話題となって次の日から「干し柿ジェットモグラ」というあまりうれしくないあだ名で呼ばれるように’なってしまったのである。
今でも思う あのときちんぽがむけてたら と。
今は包茎の子供が少なくなってきているということを聞いた。だがもし私に子供が授かったら剥かない。「干し柿ジェット子モグラ」をうみだす悪の科学者にわたしはなるのである。