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酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

剣客 鬱山躁之進 推参!!

鬱話 エッセイ

私は、一応鬱病である。鬱にもいろいろあるみたいだが私の場合は、気ふさぎな状態が一定期間続くとやたらとハイ。アッパーなモードになってしまい物を買うにも、仕事するのも、美人なねーちゃんと遊ぶのも身体的精神的にも120パーセントでぶつかってしまい。やりたいことをやり尽くす徹底的にやらないいと気が済まなくなってしまうのである。しかも悪いことにそれが異常だということに気がつかないため、他人からは自ら崩壊していくように見えているらしくこっちが親切でやったことが裏目裏目。親切どころかかなりのおっせかい、それでも私はさらに突撃し事態を壊滅させパワーを使い果たすまで暴れ回るのである。この間私はぜんぜん疲れないのである。

しかしそんなアッパーな状態も突然何かの拍子でダウナーになって鬱モードさながらうまくシンクロできてないエヴァンゲリオンのような毎日をおくるはめになる。

鬱のトリガーはホントに些細なことで入ってしまう。 たとえばゴミ出しを忘れた ライターの火がつかない コーヒーの買い置きがなくなった 文庫本をどこまで読んだか忘れた そんなチープな理由で地獄の釜のふたが開いてしまうのである。そこからは鬱地獄。池波正太郎の小説で「剣客商売」主人公アキヤマコヘイが鬱病のことを「贅沢病じゃ。剣の稽古でもすればなおるわい」なんていっているがこれは至極もっともで間違いいないと思う。私の場合(いやだなあ)という感覚がじんわり襲ってくるのでなく(イヤだ)と感じると一気にずどんと落ちてしまい、ひどいときには指一本動かせない。金縛りのように肉体が運動を完全に拒否してしまうので剣術どころの話じゃなくなってしまうのである。これでは二本差しの侍はおろか、病床で吸い飲みで水をすする労咳患者みたいなもんで実際発作が起こると最低限の運動しかできないため部屋にはいつ鬱落ちしても良いように、ビスケット カロリーメイト 水 紙おむつ などを用意している。でだいたい一ヶ月くらいで衰弱しきるのでにゅういんする。ある程度良くなって退院するとまたチープなきっかけで「コード反転ビースト」になり躁転。暴れ回ってしまうので周りの人は大変そうである。昨日まで中小企業の社長のように「ガッハッハ」と笑っていたのに急に死に神を煮込んでよく干したようなかおして世界の因果をすべてしょって立つゴルゴダ人間のくらさでにやにや笑っているのである。大丈夫ですか?ときかれても目のした真っ黒にして「だいじょぶやで」といわれても説得力はないだろう。でも返答できるうちはましな方である。

しかし出先でこのモード反転がおきると大変である。私はキャバレークラブに行くのが嫌いな方でなく病気が悪化する前は週三回でかよっていた。たまたまお金があったのである。だいたいひとりで行っていてまず財布から五万円ほど先払いして「これでうまくやってちょんまげ」と居座るのであるで楽しかったら五万だして延長。こうゆうときにケチると凄くつまらない。もっともあってもなくてもいい金である。あくまでわたしは酒のんでる女を観るのが好きでかよっていた。そらセックスできればそれに越したことないけどべつにするなら風俗に行けばよいのである。で女の子がワインのんでんのをにやにや観てた私は急にタバコがすいたくなりセブンスターをくわえた。そのまま鬱落ちした。ホステスさんのライターの火がつかなかったのである。その日はボーイさんが女の子の控え室に布団を敷いてくれそこでねた。女の子も付けてくれたがやる気になれずひるまでじっとしてた。少し残念だなと思った。


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