酔っ払いと公衆便所

アカン吐きそうや

良く発酵したチーズ


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世の中は、絶えず新しい情報と知識が流れていて、私のような腐ったゴルゴンゾーラのような脳みそではとてもじゃないがついていけず、言葉を拾ってくるのも一苦労である。この前病院の食堂でテレビジョンをみていると「富女子」という言葉が特集されていた。聴けば、別に大企業に勤めているわけでもなく、水商売に身をやつしている訳でもなく、大名の妾腹でもなく、お金持ちの子女でもない顔も好いんだか悪いんだかようわからん女が五年間で貯金を1000万以上ためとる者が増えてきたそうである。わたしは、「ドヒャー!」とも「ウホー!」とも思わなかった。なぜか?比較にならないのである。彼女たちの年収は、300から400万円。変わって私の年収はゼロ。比較もクソもあったもんでなく、仕方なしにわたしはテレビジョンに向かって屁を扱いたのである。私は自慢じゃないが一切貯金したことがなく、米国人の偉いひとがいっていた「貯金は四十越えるまでしたらあかん。その代わり稼いだ銭は自分のやりたいことに使って、本当にやりたいことが見つかったら貯金せい」というまっことに正論な格言を胸に生きてきたので、たまたま懐に入ってきた銭はまずキレーに使ってしまい、自分のやりたいこと。酒、ピンサロ、ソープ、覗きや、ヘルス、キャバクラ、ドラッグなどで遊んでみたりプレステ、スルメ、文庫本、行きもしないスポーツジム、銀のキセル、デュポンのライター、居酒屋のボトルキープ、赤ワイン、Paul Smithの服、キャバ嬢へのプレゼント、オーダーメイドの銀細工などを買い込んでおもろおもろとやっていたら何故か嫁が出て行ってしまい。その後身内に降りかかった病魔により家の貯金が底をつき、葬式代もでねぇ。となったのだが家の父親が1000万ほど貯金していたため、無事葬式を上げられ手元には800万ほど残ったのだがその後父がバカだから癌にかかりやがって治療費と保険と葬式代と退職金でゴチャゴチャやって何とか600万で下げ止まり。その600万もくさくさした私が酒と女できれいに使ってしまい、金もとろけて私の頭もとろけてしまったのである。そのとき思ったが1000万というカネは確かに大金であるが何かするには少ないし、遊びをするには多すぎるのである。なので米国人の偉いひとがいっていた「貯金すな」というのは、あながち間違いではなくただ金を使うのではなく「正しく使う」事が貯金より大事なのである。また富女子がためてる金もそんなもんなのであんまりガリガリしないでホスト遊びでもすればよいと思う。米国人の偉い人理論でいくとわたしは貯金をして自分の正しくやりたいことを見つけねばならんのだが多分無理かなと思う。たばこ吸ってる人が「病気になったらやめる」とよく言うが止めてるとこをみたことない。名ので私も「お金ができたら貯金するよ」とつぶやいてチーズを買いに外出した。